ハデス様とRAGEと環境読み(39thローテハデスネクロ前編)
はじめましての方ははじめまして。どうも、タッツーです。
初回からこんな記事かよと思った方々、諦めてください。こういうブログです()
軽く殴り書きしていたところ、かなりの文章量になってしまったので、前後編に分けて書かせてもらいます。今回は完全に僕の一人語りで、多くの方の役には立たないであろう記事なのでご了承ください()
先日のRAGEに出場された皆様、お疲れ様でした。
僕としては初めての参加だったので、結果は散々だったものの、とても楽しませてもらいました。
今回の大会は新弾発売からあまり日が無く、調整期間が短かったこともあり、直前のランクマ環境でも強かった自然ビショ、自然ネクロ、リノエルフの3デッキが上位に多く見られました。
そんな中、ハデス様と共にRAGE環境を破壊しに行く狂信者ムーブをかましてきたので、僕なりの環境読みとRAGEのためだけに調整したハデスネクロについて書いていこうと思います。
RAGEピンポイントの環境読み
そもそも初めて参加するやつがやることでは無いのですが、これくらいやらないと勝てないのでRAGEに当選した際にここの読みから始めました。
インターネットに過去のRAGEのデッキや試合が残っているので、それを片っ端から漁っていて、3つ感じたことがありました。
- 多くの人は環境デッキを握っている
- 環境デッキのキーカードは大体ケアされる
- 堅実なプレイをする人が多く、無理に顔を詰めにいく人は少ない
「当たり前じゃねぇか、馬鹿にしてんのか」と思った皆様、残念ながら大真面目です。
「こんなもんなんの役に立つんだ」というのが多くの人の感想だと思います。では、これらを別の言葉に言い換えて解説していきたいと思います。
- 使用されるデッキが偏っている
- 環境デッキに対するメタ知識の豊富さ
- 顔が詰められにくい
1、2に関しては長くなるので後にするとして、3番目に関して軽く説明させてもらいます。
RAGEという賞金も掛かった大きな大会において、ランクマに比べてリスクのある行動を取るのが怖くなるのは当たり前だと思います。その結果何が起きるか、安定択という名の盤面を強く意識したプレイングとコントロール寄りのデッキ構築の増加、それによるミッドレンジからコントロール帯の時間にもつれ込む戦いです。つまり、ハデス様が制圧できる時間に入る戦いが多くなり、いつもより冥府起動のしやすい環境が産まれてくれます。
では1、2について。言い換えても当たり前だと思った方々、そのとおりです。では逆に考えてみましょう。
- tier1では無いデッキ2本で来るやつなどそうそういないため、予想されることはほぼ無い
- 環境デッキを想定した練習を積んできた人がほとんどのため、マイナーデッキに対する知識が浅い可能性がある
こう考えると大きな利点です。相手の思考の虚を突ければ動揺を誘える可能性がある上に、対応方法が出てこなければそのまま押し切れるパターンもあります。そのために今回はtier1に無いクラスであるヴァンプを相方に据え、ハデス様の方にもある細工をすることで真っ向から相手の思考を破壊して勝つことを構築段階の目的としました。
長い前置きにお付き合い頂き、ありがとうございます。そしてお疲れ様です。ここからは構築について触れていきたいと思います。
構築
と言う訳で前述の考えの元に作られたのが、この12×3+2×2の簡潔な自然軸のハデスネクロです。採用カードや細かいプレイングの解説をするのは長すぎるので、またランクマ用ハデスネクロの記事で書いていこうと思います。
ですが触れておきたいカードが1枚あるためここではそのカードだけ触れていきます。
- ヘリオ
このデッキにおける最大のノイズ。自然ネクロではキーカード扱いを受けているが、体力1である点やパクトリスされた際のアド損等があまりにも痛すぎる。最低限のカードパワーはあり、テンポを取るには優れているのが救い。
かなりの酷評です。では何故採用されたのかというと「自然ネクロへの擬態」を完全にするためです。
「そんなことをするよりもデッキパワーを上げなければいけないのではないか、そんなスキを見せてたら逆に突かれるのでは無いか」という意見はあるでしょう。しかし、僕はこれを前述した思考破壊のための必要経費だと考えました。そもそもハデスネクロのパワー自体は高く、この構築のままランクマに潜っても環境にいるデッキだと虫とドラゴン以外には不利を取らず、次点で苦手な自然ビショ相手に5割は取れるレベルです。そのため、3枚無駄なカードが入ってもそうそう問題はありませんでした。
では何を採用する?呪殺や母なる君等の受け札?ギルトやグール等のドロソ?
ランクマで勝つためならこれらを採用するのが正解でしょう。実際僕も呪殺と荒野の休息を採用しています。
しかしここで前述したRAGE環境に対する予想を思い出してください。コントロール環境にわざわざ墓場稼ぎやテンポを捨ててまで採用したいカードでしょうか。僕はそうは思いません。
となった時にやはり立ち戻るのが「相手の思考破壊」です。公開情報でヴァンプを見せている以上、自然ネクロを警戒されるのは自明の理である今回のデッキ。序盤の動きはほぼ同じである以上、思考破壊に成功するのはソウルコアを割ったタイミングか、アクセラハデス様使用時でしょう。そして一番思考破壊に成功し、相手の焦りを誘いやすいタイミングはいつでしょうか。警戒をされていないタイミング、つまりは自然ネクロの基本ムーブを続けている中だと思います。
では自然ネクロの基本ムーブとは。3Tに出てくるヘリオが頭に出てくる人もいるのではないでしょうか。あとは前述した通り、思考破壊をするための基本ムーブに組み込むだけです。これが「自然ネクロへの擬態」という言葉の意味であり、今回のデッキコンセプトです。
基本プレイング
⚠あくまでRAGEにおけるものです。
- 序盤はとにかくテンポを取る。
- フロートボードを置くのは基本4T以降。
- コアはルベルと大樹を置くタイミングが見えているなら序盤においても良し。
- 遅くとも6Tからは墓場の計算をし、何T後に起動するのか、そのターンにどう動くかのプランを見据える。
- ハデス様にご出勤頂くのは起動が1T以内に見える時のみ
意識していたのはこれくらいです。(3と5に関してはハンド事故が起きた場合は別ですが…)
特に5はかなり重要な点で、相手のアミュ破壊のケアだけでなく、展開のスキを与えないことに繋がるのでハデスネクロを使うつもりがある人は覚えておいた方がいいかもしれません。
マリガン
- 確定キープ
ミーノ、2/2/2のどちらか、ハデス様
- 状況による
悪意の憑依(後攻)、コープスドッグ(エルフ相手に後攻)、コアorワンダーコック(キープ札のうち2枚以上が見えている場合)
ハデス様に関しては引かないと勝てないのでキープ、他はテンポ取る用の札ですね。
デッキの殆どが低コストなので多少無理してもコスト通りに動けることは多いので後は信じましょう。
といった感じですかね。各カードの細かい採用&不採用理由や対面相手によってケアする点、よく使う墓場計算の式に関してはランクマ用ハデスネクロの記事で触れたいと思います。
と言う訳で落としどころが見つからず、中途半端にはなりましたが前半はこれで終わりたいと思います。後編は1週間以内に上げたいなぁ。次回はもう少し生産性のあるものになる予定ですので読んでいただけると幸いです(というか僕が喜びます)。
では、また機会があれば